『蟲師』 [図書]
夫の本棚から拝借して読んだコミックです。
コミックは普段あまり読まないのですが、こちらはよかったです。
蟲師(むしし)・ギンコが係わるいくつもの事件。
「蟲」というのは、動物でも植物でもない、奇怪な姿をしたモノたち。
その蟲が引き起こす奇妙な現象を解明するため、ギンコが活躍するという短編集です。
ギンコはクールですが、ラストはどれもやさしさに満ち溢れている。
時代設定がはっきりせず、いつ頃なのかしらと思いを馳せつつ読むのも楽しいです。
『いやいやえん』 [図書]
インパクトのあるタイトル、そして表紙の絵。
思わず手にとってしまいました。
この本には、ちゅーりっぷ保育園に通うしげるの7つのお話が収められています。
1962年の発刊でたくさんの賞を受賞しているベストセラーです。
児童書ですが、レトロな香りとしげるのやんちゃぶりが楽しく、中にはちょっとシュールな作品もあり大人でもおもしろく読めます。
なかでも、「いやいやえん」のおばあさんとしげるのやりとりは最高です。
簡単でおいしいお料理を見つけました。
「キムチ肉豆腐」
豚キムチを作る要領です。
豚肉を焼き付けるように炒めたあと、ごま油をふりキムチを炒めます。
そこにキムチの絞り汁としょうゆ、酒を混ぜたものと豆腐を加え少し煮込みます。
仕上げに青葱をあしらって出来上がり。
ごはんにぴったりでした。
『「かわいい」論』 [図書]
「かわいい」人、ものなどなど。
この世の中に溢れています。
更には、盛り付けの素敵なデザート、コーディネートされた服にまで「かわいい~」という言葉が飛び交います。
この本では、「かわいい」を徹底的に分析しています。
なぜ、日本人は「かわいい」が好きなのか。
キャラクター好きな日本人。
小さく幼げなものは、みなうつくしと言った清少納言から始まり、雑誌にみる「かわいい」の定義など興味深い内容です。
果てはオタク文化にまで迫り、著者の徹底した分析力が光ります。
著者である四方田先生は、「かわいい」に対しては好感を持ちながらも、最後には警鐘を鳴らしています。
それは、アウシュヴィツの強制収容所の壁に描かれた「かわいい」絵から発信されているもの。
「かわいい」ものが一線を跨いだときの恐怖…
私は新書を読むのは初めてでしたが、とても興味深くおもしろく読むことができました。
身近なものを突き詰めて考えるというのも楽しいものでした。
~昨日のランチ~
昨日は休暇を貰っていました。
ひとりのお昼はこれ。
そばサラダ。
茹でた蕎麦と水菜をあわせ、ドレッシングで味付け。
ドレッシングは、京都「志野」のものを使いました。
「やまや」のたこわさびと共に。
日本酒が飲みたくなる組み合わせですね。
「志野」http://www.sino.co.jp/
「やまや」http://www.yamaya.com/
『朝ごはんの愉しみ』 [図書]
『話し方のマナーとコツ』 [図書]
ふと、ブックストアで目に留まった一冊。
暮らしの絵本とあるように、イラストレーターの伊藤美樹さんの挿絵がかわいい。
思わず手に取ってしまいました。
好感度がアップする言葉。
ちょっと困ったときの言い回し。
日常、役立つ会話のお手本がぎっしりと詰まっています。
マナー本なのですが、堅苦しくなく登場人物も愛らしく楽しく読める一冊です。
困ったときに目次を頼りに開くもよし、教養本として楽しむもよし。
この本があれば怖いものなし(笑)
実際、私がこの本を読んでから気をつけていることは「すみません」と言わないこと。
お礼を言うときは「ありがとう」
誤るときは「ごめんなさい」
人を呼ぶときは「お願いします」
「すみません」は、とても便利な言葉で、なかなか難しいですが。
これも会話美人への第一歩だと思うので頑張ります^^
内容もイラストも、とても気に入ったので続けて、こちらも買ってしまいました。
どちらも自分磨きに最適です。
『スーホの白い馬』 [図書]
『京都ご案内手帖』 [図書]
『ドーンと元気弁当』 [図書]
先日、ブックストアに夫婦で出かけました。
料理本関係の棚の前で、お弁当のアイデア満載の本に出会いました。
大好きなケンタロウさんの料理本です。
表紙からも推測できるように、この本に載っているお弁当は豪快なものばかり!
もう一冊、候補があったので夫に見てもらったのですが「こっち!」と即決。
食べ盛りでも伸び盛りでもないけど、いっか~と、購入してきました。
そして今日、早速その中から「ビーフステーキ弁当」を、こしらえてみました。
豪快でしょ?
でも、付け合せのクレソンや椎茸のソテーをたっぷりめに添えるとバランスが良くなりますよね。
ステーキ肉は塩・こしょうをしてよく焼き、しょう油に漬けただけです。
こういうシンプルなお弁当だと作るのが苦にならないですよね。
さて、お昼に食べてみた感想ですが、おかずの味がごはんにほどよくしみて美味しかったです。
これからも、肩の力を抜いて毎朝、お弁当作り、がんばるぞー!
『天使のナイフ』 [図書]
いつも本を読む時は、時間をかけてゆっくりと少しずつ読んでいきますが、今回の一冊は300ページ余りを3日間で一気読みしてしまいました。
薬丸 岳さんの「天使のナイフ」
今年、江戸川乱歩賞を受賞した作品です。
4年前、妻を13歳の少年3人に惨殺された主人公。
その少年たちが死んでいく…
主人公の身の回りで起きはじめる不可解な謎を自ら探りはじめる…
少年法、犯罪に巻き込まれた被害者と加害者、贖罪とは。
重たいテーマですが、暗い気分になりすぎず一気に読ませる魅力がありました。
登場人物たちの心が、丁寧に描かれている印象を受けました。
また、あっと驚く展開、そしてラストは!
本格的ミステリーとしても、十分に楽しめました。
久しぶりに、続きが気になって仕方ない本に出会ったという感じがします。
『SPEED』 [図書]
金城一紀さんの『SPEED』をご紹介します。
この本は、「ゾンビーズ・シリーズ」第3作目。
この作品の前の『フライ ダディ フライ』は、堤慎一さん、岡田準一さん出演で映画化もされました。
あらすじは…
優等生で平凡な16歳の女子高生が、家庭教師の死に疑問を持つ。
それから彼女の身の回りで、様々な今まで体験したことのない事柄が起きはじめる。
急変する生活の中で、一歩ずつ確実に突破し、悪と向き合う…
まさに痛快!
彼女の中に眠っていたものが、ゾンビーズと名乗る男子高校生たちと行動をともにすることで目を覚ます。
少しずつ、強くなっていく彼女を心から応援したくなります。
彼女が活躍する場面では、思わず背筋がゾクゾクしてしまいました^^
優等生だった自分には、まったく関わりのなかった世界へ、自ら壁を越える姿には30代の私も羨ましいと思ってしまいました。
また、少々、切ない気分にもなったりして、十分に楽しめました。
タイトルどおり、スピード感たっぷり。
一気に読める一冊です。
それにしても、ゾンビーズの一人、朴舜臣(パク スンシン)はかっこいい!
映画では岡田準一さんが演じたようですが…
イメージがちょっと違うんですよね~
もっと、トンガった感じっていうか…
いや、全然、文句はないんですけどね^^独り言です…
この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。